こんにちは。小林大伸堂/ローズストーン5代目の小林です。
代官山の蔦屋のステーショナリーコーナーでちょっと変わった鉛筆を発見。
クリップの部分は後付ですが、ステーショナリーコーナーにセットで置かれていたので
思わず買ってしまいました。しかも、父親の分まで。
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鉛筆は仕事で毎日使うもの。
何か良いものはないかな?と期待して代官山に行ったところもあったので、
こんなに心が躍るものに出会えたことに興奮しました。
良いシャーペンを購入するという選択肢もあったのですが、
やっぱり鉛筆が一番しっくりくるようです。
思えば小さいころ、父のお店に行ったときに、
父がカッターナイフで鉛筆を削っていた思い出があります。
使いやすいシャーペンが出回っている世の中なのになぜ鉛筆?
と思っていたわけですが、いざこの仕事をしてみると、
あえて鉛筆を使うことがいつの間にか習慣になっていました。
鉛筆の先が丸くなるとわざわざ鉛筆削りを持ってきて
削らなければ使えないひと手間は、
印刀の先が丸くなるとわざわざ砥石を持ってきて
研がなかれば使えないひと手間に
どことなく似ているような気がします。
便利な時代だからこそ
でも、そのどことなく似ているひと手間が、
一度立ち止まって考える「ゆとりの時間」を
つくるきっかけになっているとも思えます。
便利になることで見失いがちなゆとりの時間
それこそが贅沢だと感じ、鉛筆を使っています。