古の都の夜空を突き抜ける一筋の光
近づくごとに存在感を増す京の夜桜
僕 がはじめてライトアップされた夜の清水寺を見たのは忘れもしない大学2年生の春のことでした。当時の僕は京都の大学に通うために、伏見区のマンションで下 宿をしながらバイト生活を送っていたものです。そのときに「清水の舞台から飛び降りる覚悟」で購入したニコンの一眼レフカメラを大事そうに抱えながらバス に乗って清水寺に向ったことを、今でも鮮明に思い出すことができます。そしてたどり着いたライトアップされた清水寺で眺めた京の夜桜の美しさは圧巻でし た。中でも清水の舞台と呼ばれる高台に立った時は、落ちそう!という恐怖とそこに広がる絶景が絶妙に融合して、これぞ清水独!と言わんばかりの清水独特の 世界観に足がガクガク震えました(笑)。そして、僕が思うライトアップされた清水寺のベストショットスポットは、この写真を撮影した場所 です。この写真を撮影した場所はといいますと、メインスポットである清水の舞台を通過し、少し山道に向って歩いていったところにある清水もう一つの高台で す。観光シーズンにはこの場所に人だかりができているので見つけるのは容易です。でも、あまりの人の多さになかなか写真を撮影することができないかも?そ んなときはぜひ、マナーと譲り合いの心でもって一枚だけでも撮影してみてください。きっと思い出の一枚が撮影できるはずです。