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想いをしるしにする彫刻士

小林稔明 profile 


京都府で生まれ福井県で育つ。
京都の大学を4年間で卒業後、
大阪の老舗宝飾店「芝翫香」で勤務。

石川県金沢市にある老舗印章店にて、
4代目である父と同じ師匠のもと印章彫刻の修業をし、
2級印章技能士の国家資格を取得。

現在は小林大伸堂にて、
想いをしるしにする彫刻士として、
お客様の心の中に埋まっている想いを
引き出してカタチにする仕事をしています。

■好きなモノ・コト
家族/音楽/ギター/Mr.children/写真/イタリアン/サッカー/彫刻/デザイン/ワイン/万年筆/ノート

K/DAISHINDO(小林大伸堂)のルーツを探る旅 vol.1「はじまりはこの場所から~ 4代目小林のふるさと編~」

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はじまりはこの場所から

先日、小林大伸堂4代目の小林照明(現社長)と共に、ふるさとの(旧)粟田部町を訪れました。その町には親子3代に渡り慣れ親しんだ岡太神社という密かな名所があります。そこにある山からは私たちが生まれた町が見えます。小さな小さな町ですが、自然と笑顔に包まれた優しい町です。

K/DAISHINDO(小林大伸堂)のルーツを探る旅 vol.1では、私5代目 小林稔明の父であります、4代目 小林照明のルーツを取材しました。どうぞ、ご覧くださいませ。

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「ふるさと」とは?

私 小林照明は 昭和38年2月、三八豪雪のまっただ中に福井県今立郡今立町(現 越前市)に生まれました。翌年に東京オリンピックを控え、世の中は高度成長の入り口に差し掛かりましたが人口1万5千人ほどの小さな町は、たくさんの子ども達と大家族の賑やかな笑い声が絶えず響いていました。

まだまだ、家には電化製品も少なく 車を持つ家庭も少なかったように思います。
これが昭和30年代終わりの日本の姿、そして私の「ふるさと」の風景です。

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変わったもの 変わらないもの

高度経済成長期、オイルショック、バブル、バブル崩壊、ITバブル、リーマンショック、大震災・・・
冷蔵庫、クーラー、カラーテレビ、マイカー、レコード、CD、携帯電話、パソコン、インターネット、ipod、スマートフォン・・・

時代は刻々と大きく変わりました。人は減りました。。

でも、ふるさとの風景は変わらず・・
自然と人の心はちっとも変わっていないです。

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幼いとき

ちいさな町 粟田部(あわたべ)町の中心にある神社が岡太神社(おかふとじんじゃ)、この門前町 大門(だいもん)というところで生まれて育ちました。神社の門前(氏子)でしたので、お正月から春祭り、秋祭り年末まで 神社の行事と共に生活がありました。

わずか数十件の大門町には 一家に2,3人の子供がいましたので常に20から30人が一緒に遊びました。神社の裏山と公園一帯が遊び場・・・

冬はスキー、春は缶蹴りや かくれんぼ、野球に基地作り
秋はお祭りが楽しみ・・・

子ども達は 学校から帰るとすぐに 外で遊びます。上下の隔たりなく 上級生は下級生の面倒をみ、小さい子は大きい子にくっついて遊びを覚えます。おそらく私たちの年代は 今も この付き合いが残っています。

 

人生の6合目あたり・・・

さて、現在は人生の6合目あたりを歩いています。

ふるさと粟田部町で毎日遊んでいた1合目
中学で 少し大きな社会へ広がった2合目
高校・大学と都会の風に吹かれた3合目
印鑑店のあとを継ぎ、結婚、仕事の4合目
新たな挑戦・冒険の5合目
家族や自然・地域に戻る6合目
そして、改革の7合目に向かって進行中です。

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未来へ

人生3合目からふるさとを離れ 仕事中心の時代から7合目は こころ改革をおこない もう一度 ふるさとに戻りたい。人口が減少し、家が歯抜けになりお年寄りばかりになっても、豊かな自然とおせっかいな心が残る町に、若い人材を集め古い人と新しい人、古い考えと新しい考え方をうまく取り入れしあわせいっぱいの町をつくることが目標です。

さあ、新しい時代に向かって まずは一歩を踏み出します。

昭和38年、サンパチ豪雪(三八豪雪)の年に福井県で生まれた父について

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サンパチ豪雪に誕生して

先日3代目小林勝三(祖父)の家で食事をしていた時のことです。祖父が見せてくれた写真集の中に、屋根まで積もった雪の写真がありました。サンパチ豪雨といい、昭和38年、1月から2月にかけて、主に新潟県から京都府北部の日本海側と岐阜県山間部を襲った記録的豪雪のことだそうです。ちょうどこの年に4代目小林照明(父)は誕生したとのこです。父いわく、そのときのことはさすがに覚えていないとのことですが、当時の福井県は冬になると今と比べ物にならないくらいの積雪がすごかったようです。

嬉しそうに当時を語る祖父と祖母

当時のことを語るときの祖父と祖母は、何とも言えないくらい嬉しそうな顔をしていました。その経験を僕と妻はただひたすらに聞いているだけだったのですが、その時間はとても優しく、ゆったりと過ぎていきました。僕も今年で28歳になるのですが、この年で元気な祖父母と食事をしたり昔話を聞いたりすることができることを幸せに思います。語り継がれる歴史があるというのも老舗のいいところだな、とつくづく思う今日この頃です。