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本つげ印材のこだわり

本つげ印材のこだわり

本つげ印材のこだわり

「印鑑」は単に道具というだけでなく、お客様自身を証明する大切な「証」となります。その証である印材にも、当店は強いこだわりを持っています。

4代目小林照明が自ら製造元に出向いて目利きをし、間違いないと確信した印材しか取り扱っておりません。ですから、当店の黒水牛、牛角白、本つげは、どれをとっても印材によって運気が変わることはございません。いずれも会社ご印鑑として末長くお使いいただける吉印材だと考え、感謝と畏敬の念を込めお彫りいたしております。
お客様ご自身が「気に入ったもの」「使って気持ちのよいもの」こそが最高の吉印材です。
どうぞご自身の感性を信じて、ご希望の印材とサイズをお選びください。

本柘植(つげ黄楊)印材

当店の柘植(つげ)印材はすべて国産(鹿児島産)の薩摩本柘植を使用しております。
(タイやカンボジアなどから輸入された印材は、柘植ではなくアカネと呼び国産品とは区別して表示されます)

近年、木目が多い・細かいシミがある・ニスだまりが見られるなど柘植印材の質が低下しておりましたので、小林自身の目で産地を回り、確かな素材を仕入れるため鹿児島へまいりました。

柘植の木の植林地

■薩摩柘植は200年の歴史があり、すべて計画的に植林されています

鹿児島県頴娃町

最高の品質と最高の素材を求めて、まずは鹿児島県頴娃町(えいちょう)という人口1万5千人ほどの小さな町を訪ねました。(現在は南九州市頴娃町)

以前から、薩摩地方では柘植の木を植林していると聞いていましたので、訪問前はてっきり山の奥にたくさんの柘植の木が植林されているものとばかり思っていました。しかし、実際には農家の庭先や畑のとなり、休耕地など家のまわりの平地や小高い丘の上に整然と植林されていてびっくりしました。
薩摩地方では、200年ほど前から柘植の櫛(くし)や将棋の駒、そろばんの珠、近年では印鑑の材料として農家の皆さんと製材業者が計画的に植林をして、「柘植のまち」としての歴史と伝統を守り続けているそうです。

12、3年経った柘植の木

苗木を育てる農家、さし木をして7、8年経ったものを畑や庭先に植えて手入れをして育てる農家、そして製材する業者が一体となり20年ほどのサイクルですべてを植林にてまかなっています。
自然木の柘植の木はほとんどなく、すべてが植林ですから自然破壊や環境を破壊することはまったく無く、安定した印材を供給することができるのです。
(輸入されているアカネ木材は、すべて成長までに70年から80年の歳月が必要な自然木を切り倒して加工されているので、即自然破壊・森林破壊につながります) ※写真は12、3年経った柘植の木です。

■製材でのこだわり

植林から20年ほど過ぎると、いよいよ伐採され製材業者に到着します。
頴娃町にある製材業W印材さんを訪問しました。
W社長は、大変丁寧に柘植についての歴史と現状を教えてくださり、町内の植林風景や古くからお付き合いのあるおばあちゃんや農家の皆さんを1件1件ご紹介くださいました。
大きく成長した柘植の木は、9月以降に仕入れ1メートルほどの大きさに切りそろえた後、2階の倉庫にて約1ヶ月ほど寝かします。
十分安定した木材の皮を丁寧に削り取ったあと7センチの高さに切りそろえられます。(直径約20センチ)

  • 柘植の木
  • 柘植の木

その後、手作業にて電動のこぎりを使い、印材のサイズ通りの角材に切りそろえられていきます。
まさに神業、職人の作業は正確ですばやく次々に切られていきます。よく指を切らないものだと感心することしきり・・・
切りそろえられた角材は、さらに屋上にて天日で2週間ほど乾燥させます。
南国の日光と潮風に当てることによって印材にくるいが生じなくなるそうです。

  • 職人の手で切りそろえていく様子
  • 天日で2週間ほど乾燥

帰り際さらに驚いたことは、社屋の横に大量につまれた木片と木くずの山でした。
少しでも木目に「シミが出ていたり」「キズや割れ目」が出ている材料はB級品となるためほとんどが焼却処分されてしまうそうです。ここにも、大変なこだわりがありました。
非常にもったいないと思いましたが、ここで妥協をすることによって薩摩本つげの「質」が低下し価格が落ち、結局は栽培農家さんや印材業者にとってマイナスとなるため本当に質のよい商材のみを出荷しているとのことでした。近年はB級品に色をつけてカラー柘印材として販売している試みもされていました。
小林の見たところでは決してB級品ではありませんでした。

  • 社屋の横に大量につまれた木片と木くずの山
  • 社屋の横に大量につまれた木片と木くずの山

薩摩本つげが、「世界で最も高い木」と言われるゆえんがここにありました。

■角材になったつげを仕入れて、丸や四角に加工する

次に頴娃町のWさんから、角材になったつげ印材を仕入れて、丸や四角の印材に加工する佐賀県のI社を訪ねました。
I社のF社長も柘植に関しては大変なこだわりと誇りを持って製造加工されており、当店の小林が考える印鑑に関するこだわりと同じような心意気を強く感じました。
頴娃町から届いた角材は、3ヶ月ほど工場内で寝かせ乾燥させます。 植林された木材が伐採されてから、佐賀の工場で加工するまで約6ヶ月の月日がかかることになります。
十分に寝かし、狂いのない柘植素材はオートメーション化された工場にて寸分の狂いも無く、丸印や角印の材料に仕上げられていきます。

I社のF社長と

ここでも、最終工程では熟練した職人さんの手作業による「みがき」と「厳しい検品作業」が印象に残りました。工場内は詳しく写真にてお伝えすることができませんが、植林にて大切に育てられた柘植の材料を大変丁寧に、そして厳しい目で愛情を持って接している様子が伝わってきました。
さらに、木材の加工時に大量に残った木くずは酪農用に再利用されているという徹底したエコ活動にも感激しました。

柘植印材

■産地訪問を終えて

柘植の植林地にて

今回の産地訪問にて、柘植印材の植林から製造加工まで一貫した自然にやさしい取り組みに感動するとともに届いた印材を小林が1本1本丁寧に心を込めてお彫りすることによって、ご印鑑として皆様によろこんで末永くお使いいただき日本のすばらしい伝統を次代にまで継承していきたいと強く感じました。
将来は、当店が独自に柘植の植林をおこない製造加工された印材を使いたい。という大きな夢を持って帰路につきました。4代目小林大伸堂店主 小林照明

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